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「七つの習慣」感想文その① - 個性主義と人格主義

 コーギー博士の著書「七つの習慣」を繰り返し読んで自分なりの解釈を得ようとする、わいの試みです。この本が謳っている内容をざっくり言うと「習慣と定義されているもの」を高め、自分の本来の価値観に従って生きるよっ、そしてその為には人格主義が土台になるよって事だと理解しています。

 

 それじゃ、今日は「個性主義と人格主義」について

 

 人格主義は字のごとく、その人の人格と、人格が与える影響を第一に考えるという主張です。ざっくりすぎるので著書から抜粋すると

(アメリカの)建国から150年間に書かれた「成功に関する文献」は、誠意、謙虚、誠実、勇気、正義、忍耐、勤勉、質素、節約、黄金律など、人間の内面にある人格的な事を成功の条件にあげている

とあります。人格主義に対するわいの勝手な人物像ですが、戦後、復旧のリーダー的存在となった起業家達、明治維新など革命を起こした人達、天皇陛下が浮かびます。

 きっと歴史が美化されている部分はあると思いますが、すぐれた人格や技術、思想に対する熱い情熱を持っていたのだと想像しています。そしてわいはこの辺の時代の話が好きなのです。

 

人格主義に対する主張として個性主義が著書では挙げられています。

成功は、個性、社会的メージ、態度•行動、スキル、テクニックなどによって、人間関係を円滑にすることことから生まれると考えられるようになった

こちらも正しい主張だと思います。しかしながら、教養としてこの部分だけ教えられても不十分だなと感じるのです。

まず、成功ってなに、美味しいの?とわいは思います。

個性は人格を高めた結果の上にあるべきだと思いますし、周囲に迷惑をかけるだけの個性なんていらない。

そして、成功を美味しく感じる為にそして個性は自分の心の深くにある価値観のもと、成長するべきです。

わいも長年生きている中で、味気ない賞賛は何度か受けた事があります、素直に喜べと言われましたが..何を喜んでいいのかわからなかった。

人格主義を重要に考える理由のひとつとして、"無言の影響"を著書では謳っています。

取り上げられていたウィリアム•ジョージジョーダンという人(米国のエッセイスト)の言葉がわかりやすいので抜粋します。

すべての人の手に、善また悪のをなす巨大な力が委ねられている。その力とは、その人の人生が周りに与える無言の、無意識の、見えざる影響である。見せかけではない真のあなた自身の影響が、常に周囲に放れているのだ。

とても共感出来ます、一見コミュニケーション能力に秀でているような人でも、休憩中のちょっとした発言や、親しい人への態度でその人のイメージが悪い方向に一変する事があります。逆に寡黙な人でも、その人の普段の態度だけを見て十分信用出来ると思う事があります。垣間見える人格から、その人の動機や本来の心の姿が十分すぎる程伝わります。

 

個性主義が蔓延する世の中ですが、「面白きこともなき世に面白く」生きたいものです。次は人格主義における価値観について書いてみたいと思います。

んじゃ